古今和歌集「仮名序」の冒頭

会社の仕事が昨日で一段落したので、ちょっと早く帰ってこれるようになりました。

思えばこんなのは4月~5月以来です。

 

第2回仮公開に向けては、ひとまず「漢字仮名交じり文の読み込み」関係はいったん完全に凍結することにして、その他で課題になっていた箇所も「どうしても」っていうもの以外は後回しにすることにしました。

インストーラ対応ということもありますが、やっぱりHANASUや「喋らせてみた」がいろんな意味で熱くなっている今の時期に、(残念ながら春以来目立った進歩がないとはいえ)現時点でできているところまででも早く出しておきたいな、と。

 

紹介動画用の「作例」の没案の第2弾ということで、古今和歌集から「仮名序」。

「内容がかっこいいものがいいな…」ということで持ってきてみたのですが、古語なのでアクセントがよくわからないという問題点がありました。

古今和歌集より「仮名序」(冒頭)
声は「雪歌ユフ連続音(ふんわり)」です。
kanajo.mp3
MP3 オーディオファイル 452.8 KB

3やまとうたは、 ひとの -3こころを 1たねと =して、 よろずの 2ことの 2はとぞ -2なれり =1ける。

2よのなかに -1ある -ひと、2こと 2わざ 1しげき =2ものなれば、 3こころに -2おもう =2ことを、1みる =2もの きく =2ものに -1つけて いい =3いだせるなり。

2はなに -なく 2うぐいす、 みずに -1すむ かわずの -1こえを -2きけば、 1いきとし -2いけるもの、 いずれか 2うたを 3よまざり =1ける。

3ちからをも -3いれず =して 1あめつちを -3うごかし、 1めに -2みえぬ -5おにがみをも 1あわれと -3おもわせ、 おとこ -おんなの 1なかをも 3やわらげ、 1たけき -3もののふの -3こころをも 4なぐさむるは、2うたなり。